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昨夜から全然寝れなかった。
頭の中の砂嵐がやかましくて。
声を出したいのだけど、口を開けば砂が入ってきて始末が悪いのは目に見えてるから、ただ口を閉じてやり過ごした。
・・・朝になった。 砂嵐は変わらない。
そして窒息。
愚かにもタガが外れてしまった。
次の瞬間、自室四階のベランダの手摺りに立ちあがった。 景色なら平面な絵でしかない、どうだっていい。
そこに向かって何かが『ワッ』っと出かけたけど最後の一枚がそれを許さなかった。
不意に心が頼りなく浮いた。
ふと気がつけばアンタは僕を止める事もなく、何もないみたいに隣で手摺りに頬杖をついて、一言だけ言ったね。 その言葉を耳にした後、平面だったはずの絵に目を向けたらさ、それは素晴らしい世界に変わって写ったんだ。
・・そのまま少し笑い合ったら、高い場所が急に怖くなって降りた。 向かいのおばちゃんの目も気になったし。
ところで砂嵐は消えてたよ。 大丈夫。
ねぇ、どうか何も考えてない奴を心配してやってください。 僕なら不安だから大丈夫です。
パパ、ママさようなら。
数年前亡くなった友達の言っていた事が今日、ようやく分かった。 |
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